脂肪分を減らす工夫

 

妊娠中に太り過ぎると、難産となったり、妊娠高血圧症候群を発症したりする可能性があります。肥満の原因となる糖分や脂肪分を摂り過ぎないように、毎日の食生活の中で工夫してください。

 

ただし、食事を極端に減らしては、赤ちゃんの発育に悪影響を与えてしまいます。食材のカロリーや栄養素についてよく考えて、食事の質と内容を見直しましょう。

 

キャベツやもやしなどの火が通りやすい野菜以外は、電子レンジで少し加熱しておくと、炒める時間を短縮でき、使用する油を減らすことができます。

 

牛肉や豚肉の脂身を切り落としたり、鶏肉の皮を取り除いたりしてから調理すれば、高カロリー・高脂肪の肉でも、カロリーダウンさせることができます。

 

おすすめの調理法は、蒸し料理です。ゆでる料理も脂肪を落とすことができますが、同時に大切な栄養分も逃してしまいます。ホイルに白身魚やきのこ類などを包んで蒸し焼きにするホイル焼きは、とっても簡単でヘルシーですよ。

 

おやつには、自然な甘みを楽しめるバナナやさつま芋、かぼちゃなどがおすすめです。どうしても、甘い物が我慢できないという人は、洋菓子よりも和菓子にしましょう。和菓子は、バターなどの脂肪分が少ないですし、小豆など栄養価の高い食材が使われています。また、手作りのおやつなら、糖分や脂肪分を調節できます。

 

から揚げやフライなどの揚げ物は、オーブントースターで調理してみましょう。揚げるときと同じように衣を具材にまぶし、油を少量かけてオーブンで加熱すれば、カロリーを抑えておいしく仕上がりますよ。