理想の食生活

 

妊娠中は、バランスの取れた3回の食事を取ることが大切です。きちんと朝食を食べない人が増えていますが、朝食は1日のエネルギー源となるので、欠かせない食事です。

 

今まで、しっかりと朝食を取っていなかった人は、赤ちゃんを授かったことをきっかけに、きちんと食べるようにしましょう。また、食事はできるだけ和食メニューにし、朝食では多くの食品を取り入れるようにして、夕食は軽めに済ますことが理想的です。

 

ご飯は、1回200gが適量です。外食では、一般的に220~300gなので、誰かに食べてもらったり、量を減らしてもらったりして、食べ過ぎないように気を付けましょう。野菜やきのこ類、海藻類を、1日30品目350g以上取り入れるようにしましょう。野菜は、食物繊維やビタミンなどの栄養素が含まれていますし、特に葉もの野菜には、鉄分とカルシウムが豊富です。また、牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、カルシウムを取ることができるので、毎日の食事に取り入れましょう。

 

肉の場合は、カロリーが低い鶏のささ身や豚ヒレ肉がおすすめです。他の肉や部位を食べる際は、脂身を取り除いてカロリーダウンしましょう。また、肉や魚は、網焼きしたりゆでたりすれば、油を使用することもなく、余分な脂分も流れ出すので、カロリーダウンが可能です。

 

妊娠さんが食べ過ぎてはいけない、と言われる食材もあります。うなぎや鶏のレバーなどのビタミンAを多く含む食材は、大量に食べると、奇形児が発生するリスクが高まるそうです。また、マグロやメカジキ、金目鯛などの回遊魚は、水銀が蓄積しているので、週に2回以下にしましょう。